2021年6月20日、21日。
宮古島に移住して初めてのイラストレーションを中心とした個展を開催いたします。
それを前に、
様々なことをまとめたくなりました。
まずは、「福木カフェ・商店」のことについて、コメントしたいと思います。
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福木カフェ・商店で働き始めて、今年の4月で3年になりました。
私にとっては、「人との出会い」の場所です。
店主のアヤさん、ケンさんのご友人に始まり、
私が一人で店にいるようになってからは、
私とお客さんの出会いがたくさん生まれました。
宮古島に在住の方、
観光で毎年いらしている方、
海外からたまたま旅行で来た方。
その後もたびたび連絡を取るようになった方、
一緒に商品を作ることになった方や、
私の絵を気に入ってくれて、お仕事を依頼してくれた方もいました。
福木カフェ・商店で働いていなければ、
もっと早く別のどこかへ移り住んでいたんじゃないかと思うのです。
そしたら、こんなにいろんな出会いはなかったのだなと感じます。
今回の個展を開催するきっかけになった
GGS Kawaiさんも福木カフェ・商店で出会いました。
何年も前から福木カフェ・商店に手作りのご祝儀袋を納品してくれていた方でした。
私はカフェやお店をやりたかったわけではなかったので、
自分が本来やりたい絵の仕事にもっと打ち込みたいと思いながらも、
やはり、福木カフェ・商店でお客さんとお話する時間や、それらの出会いはとても貴重だと感じるのです。
最近ぽつぽつと、
「もしも私が宮古島に移住しないで、あのまま東京で暮らしていたらこうなったのでは?」と
思えるような出来事がありました。
一つは保育園のアート講師の代役。もう一つはスライドショーの上映イベント。
もしあのまま東京で暮らしていたら、あの場に私もいたのでは?
と、少しうらやましいのか、とても不思議な気持ちでした。
不思議な気持ちだったのは、今、宮古島でそのどちらも似た形で出来ている、またはやろうとしているからです。
あのころはあのまま東京に暮らすことは出来なかったし、
今宮古島にやってきても、結局は似たことをまたしているということ。
不思議なタイミングと、今置かれている現状を改めてありがたいと感じます。
これからもずっと同じような毎日を暮らしたいというわけではないのですが、
少しずつ形を変えながらも、
福木カフェ・商店のスタッフとして働く時間、または働いていた時間があったことで、
今とこれから先の私の強い支え、または一つのブランド(シンボル)的なものになっているんじゃないかと思い、
水面下で動いている見えない流れの存在を感じてしまいます。